自分史ブームの訪れとともに、伝記執筆の需要は高まっています。
伝記制作の困難な点は、当事者が執筆する場合どうしても主観的になりがちで、
正確な記述ができないことです。
第三者の目というフィルタを通じて情報を整理し、客観的な構成を立案し、執筆に入ることが、歴史を正しくわかりやすく残す完成への近道と言えます。
オーソドックススタイルの伝記です。
ご自身の生い立ち・なりたちを描き出す自伝・自分史、お父様・お母様・ご親戚の自叙伝、会社の創業者一代記、すでに故人となられている功績ある人物の伝記などがあげられます。
直接取材して執筆し、ご希望に応じて製本いたします。
人生の振り返りのほか、還暦・古希・喜寿などの記念や贈り物としてのご依頼も承っております。
会社や組織、サークルの沿革を一連の原稿にいたします。印刷製本のみならず、WEBサイトやパンフレットに掲載する小規模・中規模の原稿(4000~6000字程度)の文章作成も好評です。
法人様の周年記念事業や、経営者様の代替わりなど、節目でのご用命があります。
自分史において一部をリアル、別の一部をフィクションとする半小説・半自伝の作品です。事実の取材にくわえ、フィクション部分のご希望をうかがい、ストーリーをご提案いたします。
小説作品として自費出版される方も多く、人気の作成代行サービスです。
以下の流れはあくまで基本形です。ご依頼者様のご要望に応じて柔軟に対応いたします。
「原稿制作」の原稿料は、作業の総量を20×20原稿用紙枚数に換算して計算します。
原稿用紙単価は、ご提供いただける情報、またはご依頼内容によって異なります。
※ 価格は消費税10%を含みます。
※ グループサイト「さくら文研」と同一の価格基準を採り入れています。
ご依頼の原稿はお客様のご希望のスタイルでご納品いたします。
原稿のデータはマイクロソフトワードのファイル形式にて全てのお客様にお納めします。
ご要望に応じて印刷製本・電子書籍化(epubファイル生成)等も承ります。
装丁デザインや挿絵・図表の制作もお任せください。
製本した際のページ数ごとに、文字数・原稿用紙換算枚数・原稿料金の目安をまとめてみました。執筆料金の詳細は【原稿料金】のページをご確認ください。
判型ごとの文字数は、以下の数値を基本としています。
四六判:15行×40文字(占有率75%)
A5:16行×45文字(占有率70%)
※ 印刷・製本、出張取材の際の取材費・交通費等は別途です。お問い合わせください。
※ 表は正味の原稿のみを計算しています。実際の製本では本文以外に、目次・扉・章ごとの改ページ・奥付などが加わります。
原稿制作は2010年発足の『小説代理原稿連合会』(現在は終了)に端を発する文章作成代行サービスです。培った経験と蓄積したノウハウでご依頼者様のご希望どおりの執筆と印刷製本を行います。
原稿作成前の構成案のご提案および本原稿の執筆では、ご依頼者様のご意向・ご希望を最優先します。
事実の解釈や表現について、どしどしご意見をください。また、迷いがある時はご遠慮なくお申し付けください。細心のご提案をいたします。
原稿料はグループサイト規定により変動はなく常に明朗です。
印刷・製本は原油価格や紙資源相場により若干の変動がありますが、お見積の際に明朗にご提示いたします。
参考価格
原稿制作で代筆する全ての原稿は、原稿完成後に当方より原稿料ご請求後、ご入金確認を以って納品となり、作品の権利がご依頼者様のものとなります。
その後、ご依頼者様が文章を書き足しても、削っても、売り出してヒットしても、ご依頼者様固有の事情です。原稿制作が関連性を公開することはなく、印刷製本した場合でも、奥付に記名いたしません(印刷所の名前は載ります)。
当方で自分史を作成してくださったご依頼者様のお声を3つご案内いたします。
気さくな性格の父は、勤め人の頃は交流が多く、友人との旅行や飲食を楽しんでいました。年を経て、友人も高齢になり交流が減ると、元気な笑顔が薄れてきました。そこで何か刺激になることをと、自分史作成をプレゼントすることにしました。
経営者でも特段の成功者でもない父。最初は拒んでいましたが、家族の勧めで渋々承知。「あまり喜んでもらえないかな?」と思惑とのずれを予感していたところ、取材に訪れたライターさんのおだやかなインタビューに気持ちが解れたようで、息子の私でも知らなかった過去を次々にしゃべりだしました。
自分史は奮発してハードカバー。装丁デザインは父がこだわり、まるでアートディレクター。タイトルも何回も考え直しになり、ライターさんは大変でしたでしょう。父の笑顔が帰ってきたことに感謝です。
東京都 N様 50代
役員を務める会社の代替わりで、これを機に持ち株会社に移行することになりました。しかし、前社長はカリスマ経営者。子息は優秀なビジネスマンなのですが、社内外への求心力には心許ないものがあります。
そこで、社内的にアイデンティティ補強をし、社外的にはブランド力を強化するために、社史の作成をすることになりました。 ライター氏に事情を説明し、以前は「創業者が酔った時に話す苦労話」だったものを、体裁を整えて見事な創業伝説にし、そこに会社の理念を絡めることで、確固たる企業史体系を打ち立ててもらいました。
周年事業で代替わりが行われ、社史の出版パーティーを併催、社外からもお客様を招いたところ、社史は好評で、「うちもやろう」という企業がありました。
愛知県 S様 40代
戦後の郷土史と自分の生きた軌跡を重ね合わせた書籍をお願いしました。取材のたびに昔を思い出して泣いたり笑ったり。友人も呼んで語ってもらうなど、楽しい自分史づくりになりました。文章化するのは大変ではないかと思ったのですが、さすが専門家です。ぼくなら絶対にかけないものを仕上げてもらい、満足しています。
印刷は、ハードカバーの箱付きの立派な装丁にしたいとは思っても、懐が遠く及ばず…電子書籍だけにしようかと思っていました。すると、ライター氏がペーパーバックの安価な製本を提案してくださったので、しっかりと紙の本を作ることができました。200ページくらいの、写真をふんだんに使った、愛着ある本です。Amazonでも販売されています。自分を綴った本が全世界に流通していると思うと、不思議な感じがしますね。うれしいです。
鹿児島県 K様 70代
このほかにも多数のお言葉をいただいています。グループサイト「さくら作文研究所」のWEBサイトに小説・自分史作成のご依頼者様のロングインタビューを収録しています。該当ページをご覧ください。
☞【ご依頼者様ロングインタビュー 】
母の自分史をつくる
自分史作成インタビュー②
創業記・会社史をつくりたい
自分史作成インタビュー③
※ グループサイト「さくら作文研究所」の作成動画です。
☞【さくら文研Youtube ch 】
私が強く意識するのは“自伝後のお客様”です。
自伝を制作し、私家本を配布したり出版ルートから流通させたりしたお客様は、その後の人生模様に何らかの変化をきたします。多くの場合、それは喜ばしいことです。
いままでお客様の中でこのようなことが起きています。
ギクシャクしていた家族関係が改善された。
送付した旧友と再び交流が始まった。等々。
このような個人的なケースの他、もう少し大きい話になると……
地元紙に取り上げられた。
専門分野でテレビ番組のレギュラーを得た。
創業者のイメージが向上し企業買収の一助となった。等々。
こういった貴重な瞬間をお迎えするお手伝いをし、立ち会えることの光栄にこの上ない代筆家冥利を感じます。
もともとセルフブランディングを意図するお客様もおられますが、いずれにしても自伝の効果は想定外に大きくなる場合があります。
自伝自体は振り返るものですが、新たに切り拓くものでもあるのです。
ゆえに私はこのように思っています。
「自伝は、書き記したその後を意識して著すもの」
自分史は単なる記録ではない――意識が違えば書き方が違ってきます。書き方が変われば言霊の力も変わってきます。その霊威の根本はお客様ご自身に存しています。
私は代筆家としてお客様のお志を伺い、執筆を通じて増幅し、一冊にまとめる、いわば「お取り持ち」の役割なのです。
「その後を意識」して書く自伝ですが、実制作ではご依頼者様の過去の地道な振り返りが重要となります。つまり取材です。
自伝づくりは取材が9割です。もし「筆力で何割増しにでもします」というライターがいたら、レトリシャンの矜持は認めても、お客様の歴史に対する冒涜者です。
綿密な取材には時間が掛かります。取材はただ拝聴するだけのものではありません。
まずはお客様に過去についてお語りいただきます。
私はそれに質問し、いただいた回答を吟味します。そこで生じた疑問や情報の不足分について改めて伺います。
読者層を意識する場合、言葉や考え方を時代に合わせてエンコードする必要もあります。
このような同意についても、制作上のコミュニケーションとして取材に組みこまれます。
こうした緻密なやりとりを何度か繰り返すのが取材です。
このように申し上げると、ちょっと面倒で大変そうな感じを受けられるかもしれません。しかし、ご依頼者様は取材進行を代筆家に一任し、問われるままに楽にお答えいただければよいのです。
その過程において、新たに思い出したこと、未解決のままにしていたこと、あとあと「こういうことだったのか」と気付くことなど、自分を知る機会にたびたび出会うでしょう。
こういったことは、一人で人生を振り返っていても得難いものです。
取材に応えながら人生を噛み締める喜びに浸っていただければ幸いです。
取材回数・頻度はお客様によって様々です。ご所望の自伝の形態やボリュームによって増減します。
取材方法も、お伺いして対面するケース、リモート会議形式、お電話、メールなど、お客様のご都合に応じます。
対面を憚られる方もOKです。ご希望をお知らせください。
もちろんお問い合わせ・ご依頼は完全に秘密です。安心してお問い合わせください。
なお、自分史・小説・専門書など長編原稿を作成する際の取材のあり方について、グループサイト【さくら作文研究所】WEBサイトに大まかなパターンとポリシーをまとめています。
同サイト【取材とポリシー】をご覧ください。
ひと口に「個人史」と言っても様々です。自分自身の伝記以外にも、
・ご両親や友人など【他人の伝記】を書く場合
・会社組織に所属していて【リーダーの立志伝】を担当する場合
・人間以外、【会社の沿革】や【団体の歴史】
仕上げ方も、一冊の本にする場合もあれば、宣材プロフィール的にペーパー1枚程度にまとめる場合など、用途に応じて様々です。
どのパターンも対象の経歴を細分化し基礎から組み直す作業が求められ、時間と労力がかかります。それにもかかわらず、苦労して仕上げた個人史が浮薄で冗長な代物になったら目も当てられません。
しかし、多くの個人史が、かえって当人の魅力を損なう残念な結果になっているという、悲しい現実があります。
原稿制作には、長年蓄積した独自の個人史ノウハウがあります。ご依頼者様のご希望を丁寧にうかがい、解きほぐし、対象にとって最適な個人史のあり方を定義し、唯一無二の個人史を制作いたします。
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